2005年5月に買った達磨正宗(岐阜県)の「自分で育てる古酒」。昨年、3本買ったうちの1本を開けようと思っていたのですがすっかり忘れていて、今年開けました。16年と9ヶ月ほど寝かしていたことになります。
瓶の中の機密性を高めるため、ロウを仕込んだコルクで栓がしてありました。FUDOUが子どもの頃は、栓抜き&缶切りにコルク用のスクリューが付いていました。台所にあったと思っていた栓抜きがなくどうしよう?と焦りましたが、山用のツールキットにコルク用の栓抜きが付いていたのを思い出し、無事に開栓!
その後、古酒の中に浮遊しているオリを取り除くため30分ほどかけて濾過しました。保管している間にとってもたくさんのオリができていました。(オリは、お酒の中にあったアミノ酸でできたもので、旨み成分の塊だそうです。)
さて、16年と9ヶ月寝かしていた古酒は、綺麗に澄み切った深い琥珀色。達磨正宗の酒蔵で販売している古酒はブレンドしているので甘さとアルコールのバランスがよいですが、自分で育てる古酒は、ブレンドしていないので、甘さは弱くアルコールが高く感じます。味は濃く、香りがいいです。冷やで飲むよりも、常温から人肌くらいの温度の方が美味しいかも?
JAMでの遭難のニュース、思うところがあるので続編でつぶやきます。
31日、この遭難の記事を見た後、JAMで『 道迷い 』がおきそうな場所を推測すると、個々しかないという場所が思い浮かびました。下にJAMのゲレンデ紹介のマップと国土地理院の地形図を示します。
<地形図の説明>
イリュージョンサイトのリフトを降りると左手に小高い丘(細い赤線の白丸)があります。この丘のブナ林を抜けた場所は絶好のビューポイントになっているので登る人が多く、昨年までは「黄色い点線」で示した部分が綺麗に圧雪されていました。(今シーズンは圧雪されていません。でも、登る人が多く、足跡も多数!)
丘のブナ林を抜けると、斜め左手に尾根が50mほど続き「太い赤線のピンク丸」の丘につながります。この「太い赤線のピンク丸」からは、白山伏拝という報恩寺山の隣にある山に続く尾根となります。
<4人のボーダーがゲレンデに戻れなくなった理由>
『非圧雪のふかふかの雪を滑りたい』&『他人が滑っていない場所を滑りたい』という考えしかなかったことだと考えます。
『細い赤線の白丸』の丘からはスキー場の音楽が聞こえるし、イリュージョンからファンタジーへ繋がる林道の方に斜面が傾いているので進む方向を間違えることなく滑ることができます。
しかし、『太い赤線のピンク丸』の丘になると、スキー場の音楽も聞こえません。斜面を滑ればゲレンデに出るだろうと滑ると、ファンタジーサイトのリフトとは反対の斜面に下りてしまいます。
何度か滑ったことがある人は上記のことを分かっているので、『細い赤線白丸』の丘から林道に出るコースを考えながら滑ります。でも、この4人は『他人が滑っていない場所を滑りたい』という意識が勝り、非圧雪の場所を滑るうちにどんどんスキー場から離れていったと考えられます。
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31日の夜、毎日新聞や朝日新聞のweb版に、救助されている写真が多数掲載されました。その写真を見て、FUDOUは「この場所は遭難するような場所か?」と思いました。彼らが30日に救助隊員の指示を受けてビバークしていた場所は、『太い赤線のピンク丸』の丘から白山伏拝側に少し進んだ尾根だと思います。
福井新聞には「道に迷ったから救助を頼んだ」とありました。県警が17時半ごろに発見するまで、JAMのパトロール、勝山市消防署、福井県警の山岳救助隊と航空隊とどれだけ多くの人達に迷惑をかけたか。。。
山での事故は全て自己責任です。この自己責任は「何をしてもOK」というわけではなく、安全最優先の行動をした上での『自己責任』という意味なんだけどなぁ。この4人の若者たち、どれだけ反省するのだろうか。。。
FUDOUは、この4人に「救助されてよかったね」とは言う気にはならない。「山をなめるな! ゲレンデ内のツリーランとゲレンデ外のバックカントリースキーを同じレベルで捉えるな!」と言いたい。
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