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2021年8月28日 (土)

メダカ飼育 -1-

 お盆明けから、久しぶりにメダカの飼育を始めました。メダカと言っても楊貴妃や光りメダカといったブランド物ではなく、普通のクロメダカです。(初夏の時期に限定されますが、仕事で必要な生き物です。)

 なぜ、メダカを飼育するのか。それは、職場にある池で放し飼いしているクロメダカは野生化していて、数匹捕まえるのがやっとでメダカの卵を確実に回収できないためです。Img_4681_r  ワイプラのペットショップでクロメダカ20匹を購入し、FUDOUが管理している部屋の一角にメダカコーナーを作りました。エサをやり始めて3日後、メスのお腹が大きくなり、次の日から毎日たくさんの卵を産みました。Img_4682_r  左端の写真は、回収した卵です。写真を見て分かるように卵同士がくっついています。これは、卵に付着糸という粘着性の細い糸でお互いにくっついている状態です。自然環境だとこの付着糸で水草などにくっつき、孵化するまで卵が流れないようにしています。しかし、水槽で飼育していると、この糸に食べ残した餌などがくっつき、卵を腐らしてしまうことがあります。

 そこで、孵化率を上げるため、この卵を綺麗な紙の上に取り出し(中写真)、人差し指の腹で優しく転がします。直径1mmほどの小さな卵、「潰れてしまうのでは?」と思うかも知れません。

 でも、大丈夫! 正常に受精できた卵は、受精膜という膜でしっかりした膜ができるので、指で優しく転がすくらいでは潰れません。(潰れるのは、未受精卵や正常に受精できなかった卵です。)

 付着糸が綺麗に取り除かれると、右端の写真のように1個1個がバラバラになります。(1分程度であれば、卵が乾いて死ぬことはありません。)Img_4686_r  付着糸が取り除かれた卵は、左写真のように卵の中まで綺麗に見えます。右写真は、処理した翌日の様子です。卵の中に眼ができていました。

 メダカの卵、どうやって回収しているのかというと、今回は人工の産卵床を利用しています。Img_4691_r 写真のように2種類を使っています。でも、メダカが卵を産み付けるのは、緑の水草タイプ。水面に浮いているタイプには全く産み付けませんでした。水面に浮いているのがマズいのかと思い、おもりを付けて沈めてみましたが、産み付けませんでした。一番いいのは、卵の回収がしやすいホテイアオイなんだけどなぁ……。

 こんな感じで卵を150個以上回収し、別水槽でメダカの稚魚を孵化させました。

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