ホタルを撮影した帰りに -2-
-1-のつづき……
時々、撮り鉄のマナーの悪さがニュースなどに取り上げられます。ホンの一部の撮り鉄のマナーの悪さで、マナーを守っている多くの撮り鉄や地元の方が迷惑しているというお決まりの流れでニュースがまとめられています。
この撮影マナーの悪さ、何も撮り鉄に限ったことではなく、アマチュアカメラマンの中にいっぱいいます。特にマナーが悪いのは、セミプロ気取りの年配のカメラマン!
昨年、ホタルを撮っていて、ある80代男性を落ち着いた声で注意したら、「そんなこと分かっている! 今いる場所にはホタルがいないことを確認して入っている!」と怒鳴り返されました。
また、別のある年配男性は、「ここは俺が見つけた場所だから、誰にも教えるな!」と、一緒に同行した人たちに対してマウントを取る発言をしていました。
→ この撮影ポイントは、10年ほど前、FUDOUの知り合いの方が見つけた場所。
何年か前は、地元の自然の豊かさを知るためのホタル観察会に参加している子ども達に「うるさい!」と怒鳴りつける年配のアマチュアカメラマンを見かけました。
ホタルを見られる場所は、写真を撮る人たちのためにあるのでしょうか?
→ みんなのもので、特に、地元の方達のものです。ホタルが出る時期は草刈りをしています。
写真を撮るためなら、組合が管理している区域に入ってもよいのでしょうか?
→ 火事でも起こしたら、不法侵入に問われることもあります。
写真を撮ることは上手ですが、ホタルのことを考えて撮影しているのでしょうか?
→ 多くの人が歩いた場所は、地面が締まり生き物が棲めなくなります。人間が考えている以上に自然はデリケート。
静かに撮影したいのでホタルを見て喜んでいる地元の子どもを怒ってもいいのでしょうか?
→ 子どもは純粋に喜んでいるだけ。喜ぶ=騒ぐというのは、大人の価値観。
こういう輩は、撮り鉄のマナーに関するニュースを見ても、他人事としてスルーしているんでしょうね。FUDOUの価値観からすると、一部の撮り鉄と何か違いがあるようには見えません。
つづく…
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