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2020年9月 1日 (火)

車のエラーメッセージ 2

 夜、フォレスターのエンジントラブルの結果がわかりました。現行のフォレスターやXVの2.OLは、混合気(ガソリンと空気を混ぜた気体)を直接シリンダーに噴出するシステムになっています。そのシステムの一部にトラブルがあり、シリンダー内に噴出された混合気がきれいに燃焼しない状況になっていたそうです。

 問題がわかってよかったです。直噴エンジンは、20年以上前に市場に投入されたものの、当時は、早すぎた投入により、一度は消えたエンジン。しかし、その後の技術開発により、これから主流になっていくエンジンなので、車メーカーには、このエンジンの技術を磨いていってほしいです。

部品が今週末に入ってくるらしいので、来週には戻ってきそうです。

車に興味がある方は、チラ見を……

 多くのガソリン車は、吸気弁と排気弁があり、吸気弁から混合気をシリンダー内に吸い込み、燃焼後、排気弁から排出するという仕組みです。(車のカタログの主要諸元などを見るとDOHCとかSOHCとか書かれています。)直噴エンジンというのは、吸気弁ではなく、噴出口から、コンピュータで計算された適切な量の混合気を噴出するエンジンです。

 う~ん、何を言っているの???な人が多いと思います。FUDOUも、大学の時に内燃機関の講義で聞いただけなので、うろ覚えの知識です。簡単に説明すると、車のエンジンには、使用する燃料により、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンがあります。

 ディーゼル機関は、エンジンの構造が簡単で、大きなパワーが必要なバスやトラックなどの車によく使われています。シリンダー内の圧縮比が高く、混合気の燃焼効率がいい。ガソリン機関は、構造が複雑ですが、エンジンの各部をきちんと調整すると、大きなパワーを引き出せ、乗り心地もいいです。また、排気ガスに含まれている、大気汚染物質が少ない。そのため、乗用車に使われています。

 欠点もあります。ディーゼルエンジンは音が大きい。酸化窒素などの大気汚染物質が多く、排気ガスが臭い。ガソリンエンジンは、シリンダー内で混合気の圧縮比が小さく、ノッキングという不燃焼が起き、ディーゼルエンジンより燃費が悪い。

 日本では、1960年代後半から、大気汚染による公害防止の意識が高く、ディーゼル車よりもガソリン車が多くなりました。でも、ガソリン車の燃費は、ディーゼル車よりも低く、ガソリン車の燃費向上と出力向上をはかるため、1996年に三菱自動車が混合気を直接シリンダーに噴出するエンジンを開発しました。大変画期的なエンジンでしたが、当時は、致命的な技術トラブルを解消することができず、10年で市場から消えました。しかし、近年の環境負荷の優しい車をという考えから、直噴エンジンの開発が進み、数年くらい前からTOYOTAが多くの車種に搭載しています。

うろ覚えの知識なので、間違っていたらゴメンナサイ。

 

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