気ままに撮り歩き

　家の近くにも県外客に人気の蕎麦屋があります。でも、食べに行ってみると、FUDOUが好きな蕎麦ではない感じ。FUDOUが好きな蕎麦の風味が楽しめるのは、次の２軒のお店！

１軒目は、勝山市の保田駅に近い「好太郎」

　営業は、土日のみという一風変わったお店です。でも、このお店の店主は、第１２回素人蕎麦打ち名人大会で準優勝したという腕前の持ち主。
見た目だけで「１０割蕎麦」とわかる腰が強そうな蕎麦。こういう蕎麦は、塩だけで食べると、蕎麦の風味や甘さがよく分かります。

２軒目は、石川県の白山市、道の駅 瀬名 の敷地内にある「山猫」

　店構えは、一目見ただけでは「蕎麦屋さん？」という感じがしないかもしれませんが、行列ができる蕎麦屋です。面白いのは、蕎麦屋さんの店先には、キジトラコーヒー研究所というコーヒースタンドがあります。珈琲以外にもいろいろあり、蕎麦のソフトクリームがおすすめ。

　福井で蕎麦というと「おろし蕎麦」ですが、この山猫のおすすめは、天ぷらと蕎麦のセット。大海老と野菜天そばを注文する人が多いようです。

出てきた「大海老と野菜天そば」。手前左が、つけ汁。手前右が、塩とカレー粉。奥が蕎麦と天ぷら盛り合わせ。野菜は３品だけですが、白峰の堅豆腐の天ぷらやかきあげなどがあり、海老を入れて７品。これは嬉しい！　それ以上に、嬉しいのが「蕎麦」！　夏は、蕎麦の端境(はざかい)で、どうしても風味が落ちるのですが、出てきた蕎麦はというと・・・・。

ほんのり緑がかっている１０割蕎麦！！！　この蕎麦を塩だけで食べると、もう文句ナシのおいしさ。また、この山猫、独自のブレンドをしたカレー粉を付けると、蕎麦とカレーの風味が、これまた美味しい！　残念なのは、この蕎麦の大盛りがないこと。天ぷらも美味しいし、１時間以上待っても食したかいがありました。

　山猫を出る時、この新蕎麦のような１０割蕎麦のことをたずねると、夏に収穫できる蕎麦をつかって打っていると教えてくれました。

　山猫の蕎麦、秋の新そばの時期にも食べに行ってみたいです。